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Oct.18.2025
例によっての体調不良。季節の変わりめというか、残暑にぽっかりとひらきやがった秋の陥穽にはまってしまい、心身がすっかりヨれたところに仕事場で風邪を得まして、そのままドン底まで滑落していた。身体は無理すれば動く。でも細かい思考がさだまらない。薬飲んで寝て起きて薬飲んで仕事行って薬飲んで寝る生活。まあ読書と作業が欠落するだけで普段とさほど変わらなくはあるが、だいぶしんどい。そのなかで、いつぶりかしら、と自問するほど久々に希死念慮に負けかけた。ギリ勝ったのでいまここにいますが。
 思えば、改源を飲んでいたのが最初の悪手。折り悪く、ネットで聞きかじった常備薬として最高との評判を鵜呑みにして買い替えたタイミングだったのですね。これがわたしには効かんこと効かんこと。常用のパブロンゴールドが最適だったようで、そっちに戻したら良いほうに急変。それでも元通りとはいかず、現状、ギリ普通と風邪気味のあいだの反復横跳びしている。
 メンタルまで込み込みな不調のなにが怖いって、こういう日記からお話関連メモまで、あらゆる思考の出力に差し障るのが怖いのでございますな。思考のレパートリーが少なくなる、というか、なんだろう、セーフモードに入って動作が制限される。普段から、お話作業をやってないタイミングでも関連した思いつきをメモすることが非常に多いのだけど、それもほぼ不能に陥っていた。ツイッターでブチブチなんか言ってたやつが精一杯。これを書きだす直前からやっとメモ書きや動く気力がでて、復調の兆しが見えたような。兆しじゃなく復調してくれ。頼む。
GQuXからミルキーサブウェイと二期連続でアニメにハマれた反動か、今季は見るものがなくて少しさみしい。それではたと気づいたのは、楽しいシリーズ物が毎週控えている、ということはもはやハレの日なのだなということで。ケの日に戻ってからお祭りとしての賑やかな時間だったことを認識した。あとはアレか、調子悪くて見れてなかったミルキーサブウェイ終盤を一気に見たからそう思うってのもある。
自炊においては乾麺のパスタとうどんが主食となって、かれこれ十年くらい経つ。グルテン不耐の疑惑がずっとつきまとい、昨年にいたっては炊飯器を買い直したものの、米より小麦の比率が大きいまま。まあ米高いしね。主食とするには。
 だいたいはお購めなのは近所の薬局チェーンのいちばん安いやつ。特にパスタはプロッシモの乾麺(一キロ三百円)が非常に良かったりする。なにせクオリティにムラがない。なんで基本的はずっと同じ品種を食べてんだけど、気まぐれにドンキで売ってるトルコ産の、さらに二、三十円ほど安いものを試したところ、これがまあ大失敗で。改源に匹敵するほどの失敗。
 封を切った時点で何本か折れてるのがわかる時点でよからぬ予感はしたけれど、茹でるとさらに折れて鍋の底に沈む、沈む、沈む。しかも毎回。二袋買って、両方とも。たかだかこれっぽっちの価格差でもあれほど違うんだな……。沈んで回収しづらい分だけで値段分は埋めあわされてるんじゃないかという気がする。ひどい。安物買いのなんとやらをパスタで体感するとは思わず、なんともいえない気分になったのでした。もう買わないからねー(まるっち顔)。
処分したり買ったり。
 狭い部屋に本棚を置きまくってるので一人暮らしにしては蔵書量が多く、さすがにまた整理せな……と思いたって種々の本を処分した。読み終わって積んでた本。お話書くのに使った資料。集めてたけど趣味から外れたシリーズ物。あらすじが気になって通販で注文するも、文章があわずに積ん本。途中で飽きたり特定の巻だけ読みたかったりなシリーズ物の端本。それらをあわせて少なくとも五百冊は売っ払えた。だいたいバッサリ処断できたのは鬱々してるときの身辺整理的な思い切りのおかげですかしら。怪我の功名。
 でまあ、さすがにこれで適度に片付いたでしょォ……なーんつって見当識が回復してから本棚見たんだけど、これがほぼ変化ないので絶句した。本気で。前提として棚の上や床に積んでた分も多いから、まあしかるべき状態維持ではあるのだけど、それにしたって管理意識のゆるいこと。それで若干ドンヨリしつつ、本棚からも読了して興味の範からずれそうな本を切りだしたり。
 なにはともあれ、換金できるものはきっちりできて、手許に薄っすらと余裕ができてよかった。九月末のエンリケスにはじまり、来月に延期したミエヴィル兄貴の新刊にいたるまで、読みたい文芸書がいくつか重なってて間が悪いのね本当に。しかしそれも幸いなことなのでしょうな。と思うのは古澤嘉通氏の洋書の値段や翻訳料が高くなってるからにはもう……みたいなツイートを見たからで、そのうち訳書を全然読めない時代が来るんだろうなーと案じると気が重くなる。好きな小説を書く作家って結局は海外の人ばっかだからそうなるとキツい。

・漫画
 アンチマン/岡田索雲
 ザ・バックラッシャー1/岡田索雲
 ブルーウルスス1/サンドロビッチ・ヤバ子&土井那羽
 一勝千金3~6/サンドロビッチ・ヤバ子&MAAM
 吉田さん危機一髪/とり・みき
 ブルーアーカイブ 便利屋68業務日誌5/野際かえで
 花織さんは転生しても喧嘩がしたい8/氷川へきる
 江戸前エルフ12/樋口彰彦
 シルバーマウンテン1/藤田和日郎
 スカベンジャーズ・アナザースカイ5/古部亮
・書籍
 分断されないフェミニズム/荒木菜穂
 アメリカのいちばん長い戦争/生井英孝
 アフリカン・ヴードゥー・ジュージュツ/石川博品
 日本の無戸籍者/井戸まさえ
 リラと戦禍の風/上田早夕里
 感応グラン=ギニョル/空木春宵
 秘儀/マリアーナ・エンリケス
 キリスト教の本質/加藤隆
 UMAハンター馬子 完全版1~2/田中啓文
 夢分けの船/津原泰水
 うんこの博物学 糞尿から見る人類の文化と歴史/ミダス・デッケルス
 信じるものは破壊せよ 古代ギリシア・ローマ、キリスト教徒が招いた暗黒の世紀/キャスリーン・ニクシー
 誰もいない文学館/西村賢太
 平安朝の母と子/服部早苗
 庶民たちの平安京/繁田信一
 世界最強の男たち グリーンベレー/アシュレー・ブラウン
 エイリアン 地球殲滅/スティーブ・ペリー
 ときときチャンネル 宇宙飲んでみた/宮澤伊織
 カルカッタの殺人/アビール・ムカジー
 「京都」の誕生/桃崎有一郎
 京都を壊した天皇、護った武士/桃崎有一郎
 恐怖とSF/日本SF作家クラブ

 処分したつってるそばからバカほど買ってんのには事情がありまして、まああぶく銭、というか、すっかり忘れていた個人誌の売上を思いがけず受け取ったことで(その節はお気遣いすみませんでしたヘヘヘッ……)、勢いよく本を買うフェイズに突入してたから。当面の資料と読みたいものがゴッソリ積まれてオホホウフフなりました。そのあとでいきなり無から生じた請求とかがきてバチギレしたりもしてたんだけど……。そんなもんもっと早く連絡よこしとったらそっちに金使ってたわってやつが……。
 平安朝関連の本をちょこちょこ買ってるのは作業関連。極右(思想ではなく気分としての)が大喜びしながら憎悪をブチ撒くことこそ是とされる情勢により、近過去超伝奇をやってくための心がかなり毀損されてて、その前に、どうにか信仰回復になるようなお話をやりたい。と、いうようなことを考えておりまして、そこにむけた助走。まあ計画をたてたり凍らしたり、かなり良くないので順々に消化していきたい。
 一勝千金はだいぶ前におすすめされたものの積んでた単行本を読んだら、これがまあ面白く、ちょこっと連載を読んでたブルーウルススとあわせて一気に買っちゃった。めちゃ面白い。二作とも単にデカくて強い女の子が大活躍しているのが好きという点に拘泥してるワケでなく(いや瀬名りこさんとか超好きですけどね)、格闘という単一ジャンルの漫画じゃないのが個人的に激ハマり。一勝千金は味方側に極悪な敵がいたり陰謀が渦巻いてたりするスリラー。ブルーウルススはお母さんの敵を探すサスペンス。それぞれにジャンル的な背骨として仕込んで、小説で言うと若干ファウスト系みたいなジャンルミックス感があって素敵。続刊楽しみー。
 エンリケスの秘儀はめちゃくちゃノロノロ読んでいるが、まあこれがじっとり静々と楽しく良い本で。独裁政権下のアルゼンチンを舞台に、教団(オルデン)なる秘密組織に囲われた天才的霊媒の男とその息子のクロニクル。霊媒となってその身に異界の徒を下ろす能力や教団の設定は、本邦に照らしあわせてみれば異能力モノ……というか月姫やFateを思わせる質感すらある。にもかかわらず、筆致にていねいかつゴシカルな重みを含ませることで、極上のダークファンタジーに仕立て上げているからもう読んでてずっと心地よいのですな。
 宮崎真紀さんによるすごい読みやすい訳には、まってくもってありがたみしかない。日本語によってたちあがる文体が微妙な陰影を織りなして、どこかオノ・ナツメを想起させるのもまた好ましいったらない。第一部の主人公であるフアンの、手術跡でボロボロになった巨体とバイセクシャルな造形と相まって、頭にはbasso名義のコミックを読んでるときみたいな静謐で痛ましいモノトーンの絵面が思い浮かぶ。ロードノベルであることを考慮すると、オノ・ナツメ名義で描いたnot simpleの空気感も近いかもしれない。自分もフラフラな状態で読みはじめたから、ズタボロになりながら息子を連れて動き、その背後が不穏な陰でどんどんと覆われていく光景にかなり移入してしまってもいる。しかし、そうした暗鬱な風合いが不快にならないあたり、本当に語るためのことば選びがうまいのだなー。もちろん、「異能力モノ」としても抜かりがないのが嬉しい。技能を行使して墓場で儀式をとりおこなうシーンや、教団のために異形を降ろすところは美しいさがあるし、細かく名指されることのない小道具類の描写も気持ちが良い。これを上下千ページ以上で読めるの本当に幸せだなオイ!というほかなく、再誕の書が延期しちゃった分を完全に補填してくれてる。今年の楽しい本トップ・オブ・ザ・トップ候補です。
 あれだな、漫画的に描写「しない」異能力には、独特の恰好良さがあるな。近いところでは、佐藤亜紀御大の天使もそう。超能力スパイによる能力発動と言ってしまうときわめて俗っぽい、拡張された知覚を、文芸としての筆致でやるやつ。憧れるねああいうの。
Jul.30.2025
わたしは世俗から脱落したって誰ひとり困りゃしない位置にいるので最悪死んでしまえばいいが、わたしが愛するすべての人と物と価値観はそうではないので、クソがよ、と心底からイラつくことの多い今日この頃。クソがよー。なにかしら弱みや脆さのある他者を踏みつけにして、自分だけ良ければ、と半笑いで言うような挙動をあらためてちゃんと憎んでいきたいもんです。もちろん自分にも許さないよう戒めていきたいもんです。ハーもう。
またひとつ加齢を重ねた事実にォンォン(声にならない声)なりつつ、さほど実感もあるでなし。不調はまあまあ多く、心が身体に追いつかない、というマフィア梶田の言ばかりが身にしみてる。死ぬほどの不調はないので、まあまあな感じで次の一年をやってきたいなー。
 昨年辺りは、まあ本当に人として死んでまして、みずからが何かことばを発する行為にさえ強い不信を抱いてたから、せめてそこまではいかんようにしたい。なんというか、誰かに何かを伝えることばさえ失くした感覚に包まれていたのだよな。ほんの些細なのに各方向で悪く作用する出来事に起因して、それがある種の緘黙状態につながって、ドン底に転がってった自覚がある。メンタルのアレもコレもなんでもダメージに直結する自覚がどんどん強くなってるので、まあマジで気をつけねば。
現状もお話を書いては消して、消して書いてをやってるが、想定読者がいないと緊張感がかけらもなくなるのだなー。ひとまず暴れて爪痕を残したい。もしくは誰かに読んでほしい。そういう欲求で輾転反側しなくなると、胸底に生まれたビジョンを追いかけてフラフラ徘徊するだけになるようです。そんなんで大丈夫なんだろうか。一向にわからん。承認欲求も大事って話が脳裡をよぎる。
 いやー、でもマジでそろそろドロップしたい。とりあえず何かしらを吐きだしたい。ゲーしたいのにできないときと似てるわこの心地……。
ここ最近買った本。
 買った本についてヤンヤ=ヤンヤと言うのも久々になるくらい良い本をそんな買えてない。こりゃ必須と思う本は、こと新刊だとあんまなくて、それはおおむね実物を手にとる機会の少なさが影響しておりますな。いかんせん行きつけの大型書店がなくなったのがよくない。残存してて仕事帰りとかに行ける書店ときたら、どこもSFとか人文書とかの在庫を全然持ってないんだもの。ままなりませぬ。

・漫画
 異世界ありがとう8/荒井小豆・ジアナズ
 黄泉のツガイ10/荒川弘
 ROCAコンプリート/いしいひさいち
 秘密法人デスメイカー1/鰻田まあち
 ようきなやつら/岡田索雲
 波よ聞いてくれ12/沙村広明
 銀河の死なない子供たちへ/施川ユウキ
 バクちゃん1~2増村十七
 生活保護特区を出よ。4/まどめクレテック
 黒い淀みのヘドロさん1/模造クリスタル
・書籍
 最恐の幽霊屋敷/大島清昭
 ブレイド/メル・オドーム
 タリスマン上下/S.キング&P.ストラウブ
 イラクサ姫と骨の犬/T.キングフィッシャー
 歴史修正主義とサブカルチャー/倉橋耕平
 問い直す差別の歴史 ヨーロッパ・朝鮮賤民の世界/小松克己
 仮想の騎士/斉藤直子
 J.G.バラード短編全集4/J.G.バラード
 変人のサラダボウル1~8/平坂読
 ホメイニ師の賓客上下/M.ボウデン
 80年代!/前田タケシ
 月光とアムネジア/牧野修
 ウは宇宙ヤバイのウ!2 天の光はすべて詐欺/宮澤伊織
 ジャグラー/山田正紀
 未来獣ヴァイブ/山田正紀
 オカルトの惑星 1980年代、もう一つの世界地図/吉田司雄 編

 バラード短編全集は四巻だけあとまわしにしてたら絶版になり、他の巻からだいぶ遅れて中古で入手した次第。カス転売屋の巣窟たるアマゾンにおかれましては値段が倍近くなっててびっくり。偶然にも安く買えてよかった……。まあそのうち読む。つか残虐行為展覧会の収録作は抜粋らしいし、本体も復刊してほしいところだな(全集が刊行され終わってから数年越しで言われてもよ)。オカルトの惑星は安いのを見つけて即買い。オカルトの帝国とあわせて読みたかったんだけど、いかんせん買いたくなくなる状態だったので超嬉しい。買えない値段ではないけど、さすがにちょっとね。
 変人のサラダボウルはこのところお気に入りのラノベ。異世界から落ち延びた高貴な人やダメな人が、世界の隙間にワチャワチャと挟まり、順応したり変なノリで巻きこんだりして生きてく話。なにげにある種の難民モノとしてGQuuuuuuXの構成要素とかぶるところがあって、それが強く響いた感じ。それに、作風こそザ・ドタバタ日常系ラノベでそれはもうハチャメチャながら、「居場所を見つける」ということをずっと描き、平坂読が自分なりの文芸をやろうとしてるような作風がとてもよろしい。いまのところ唯一の続刊を楽しみにしてるラノベです。
 ウは宇宙ヤバイのウ!は新刊超嬉しい案件。世界線をバラしてつなげる宇宙超技術で女の子になっちゃった宇宙ジェイソン・ボーンが、治安バカ悪宇宙の宇宙陰謀にたちむかう、いまどき珍しいスラップスティック・ワイドスクリーンバロックSFド直球の第二作。新装版は百合になっちゃんじゃーん!と喜び勇んで読んでからだいたい一年半。楽しく読んでた旧版があっさり打ち切られてからだと、もはや十二年……。ようやく読めた続刊なわけだけど、いや面白いんだわやっぱ。軽めに調整されていた第一巻から一転して文体はバルクアップされ、しょうもないギャグとSF設定をぶんまわす勢いも純粋に倍化してた。今回は「地球の意思」を陰謀論にハメた宇宙詐欺師と戦うのだけど、その犯罪としてのショボさ、というか正確に言えば卑近なディテールと大嘘の数々にだいぶ笑かしてもらった。はからずも、参政党なるカルト集団が陰謀論を脆弱性とする社会に乗っかってる現実とリンクしてて、笑っていいやら悪いやら。気が引ける部分はありつつ相当笑った。金儲けを裏に隠したカス思想にからめとられる典型が、お話と現実、両方で繰り広げられるとは……。しかし、その背後に控えるのが白モノてのはやっぱSFならでは(字面だけだと何のことやら)。他にも「イルカがせめてきたぞっ」をやりたいだけのしょうもないくだりとか、百合の形式を悪用してレズレイプわからせ(大変最悪な表現)しまくるのとか、あまりにもヒドくてウケる。面白くなるなら一旦やってみよう精神のかたまり。
 そんな調子でほどよく下品でありつつ俗悪な作風にならないのは、今井哲也の挿絵と、後味がすっきりするよう調えられたお話作りのおかげかねー。Sukoshi Fushigi系日常が突如破綻して大事件に転がりこんでも、順応力とポジティビティで突破していく。暴力パートを挟んでも、凄惨にはしない。第一巻は対宇宙蛮族、かつ十年代初頭のノリもあって、第9地区風の暴力で悪趣味なくらい敵を殺しまくってたけど、今回は前述の「わからせ」を使うことでカバーしてる。殺さずに戦う、という安直さを回避するやりかたで笑いもとりにいく。それらが重なって、お話の拡大方向と速度を、映画版のドラえもんやクレヨンしんちゃんのような手触りにしてた。小道具もフジコ的だし。まあ良い小説というか、個人的には元気印SFの理想形です。もっと続刊読みて~。再来月にはときときチャンネルも文庫化されるし非常に楽しみ。
 これは、まあ、あんまりよくない読みかたかもだけど、宮澤伊織氏がやってるSF仕事には伊藤計劃と同じにおいを感じてて。もし伊藤計劃が生きて、変な遊びをずっとやってたらこうだったんじゃないか。そう思える恰好良さと悪ふざけの混合物を、よく書いてくれてるなって思いながら読んでます。楽しい作品を積み重ねながら、末永く戦っていてくれ……。
 ROCAは同人版を持ってるけど、商業出版を祝してコンプリートも購入。安いしな。ポルトガル歌謡・ファドの歌手をめざす吉川ロカ(ポンコツ)と、実家が反社っぽい齢上同級生の柴島美乃(粗暴)。二人の数年間の友情。それに尽きる内容なのだけど、これが何度読んでも、よくもまあこんな素敵な百合を描いてくれちゃって、としか言いようがない、乾いたメロウさに包まれてる。ロカをささえる美乃さんが本当に良い。ヘッポコな天才を見守り、飛びたつときが邪魔されないように睨めつけ、必要なら暴に打ってでて、たまにロカ本人もブン殴る。そんな器用だか不器用だかわからない、たちまわりに人間を感じる。それに、その出自が故の、いじましい結末にいたっても。同人誌としては三冊めにあたる「金色に光る海」は、「花の雨が降る」同様に「過去」を補強するもの。二人の過ごした時間の密度はどんどんあがっていく。それでいて、最後は異国で歌うロカのエピソードで締めるのだけど、これがごきげんでいて剣呑な絵面でかなりよかった。これぞ最終回って感じ。といっても、いしいさんとしては区切りがついたあとのことも思い浮かんでるらしく、また続刊がでてくれたら嬉しいなー。
 秘密法人デスメイカーはここ何年かで読んだ漫画のなかでも、マジの最悪案件ですこぶる笑った。特撮ヒーローに憧憬(ほぼ性欲)を抱いて地球にやってきた異界生まれ性病持ちニート教祖が主人公ってどんな作品だ。こんな作品だ……。 全然まともな人がでてこない。まあちさんのことはブルアカ二次創作(全裸エイミ)で存じあげてたが、こんな読んでると公言しがたい芸風で商業デビューしてたとは……。最悪と言えば、なぜかジェフリー・ダーマー(アメリカ犯罪史に残る極悪殺人鬼)がお気に入りらしく、ちょくちょく例えで使われるのなんなん、と笑ってたら最近の連載分でご本人が登場してるのはあまりに最悪で笑った。アウトだろ。そんなバイオレントさと裏腹に、絵と言いまわしとの兼ね合いがやたらうまいのは作家性あって素敵なのでした。その漫画でしか使えないけど、パンチラインとしても視覚効果としてもイカす表現をかませるのあまりにも恰好良い。まあその結果として出力されるのは相当ゲスい人々の暴言なんだけど……。
GuuuuuuXが大団円を迎えてすごい嬉しかった。好ましからぬと言う人の気持ちもわかりつつ、まあまあ、全然オールオッケーじゃないですかと言える最終回じゃないかな。第11話の時点では、ちょっとこれはどうか……と疑義を抱く瞬間があり、それに応じるがごとく乱暴な部分もあったけど、しっかり引っくり返してくれた。事前に望んでたものである、身も心も重力を振りきって遠くにすっ飛んでく女の子の姿も見られたしね。しかし結果的に到達したのがマジでハルハラ・ハル子のような、境界を飛び越えてける女の域とは……。力強い。そして人を殺さずしてそこにいける、いかせられる話の麗しさよ。それから、ララァのくだりも思うところがあって嗚咽が洩れた。まったくまったく、感情を引っ張りまわしてくれちゃってもう。ありがとうございました。作品にここまでさんざっぱら振りまわされる視聴体験って、今後なかなか得られないだろうなー。調子いい時期のOVA産業みたいなものを毎週叩きつけられることもなさそう。本当にありがとうございました、マッキー。またなんかヤバなものを作ってくれ……。
マッキーの仕事に満足した一方で、ナベシンのLAZARUSがあまりにも厳しかった……。わたしはアニメに対して「人々が(はたから見てると面白い)コミュニケーションをとってる光景」を求めてて、そうした劇の性質と併せて激しいアクションを見たい、とのスタンスをとってる。片っぽが良ければそれで満足ともいかない。それで言えば、まあ褒めようがなかった。
 総じて、カウボーイビバップ劇場版「天国の扉」により良い音楽とありきたりな要素を足して、楽しい空気を引いて、テレビシリーズに引き伸ばして、結果的にサイズダウンさせたもの。それ以上でも以下でもない。
 全体を通して、どこまでも、カウボーイビバップというナベシン式アウトローチームの微妙なセルフパロディでしかない。接続された単発エピソードにしたって、目新しくも、まして面白くもないものばかり。そこそこ期待を煽る第一話が終わると、ラストスパートに入る第九話にいたるまでのすべてが満遍なく退屈だった。どうしてここまで、と顔をしかめっぱなしになる起伏のない脚本が約二ヶ月分に渡りつづく計算ですな。わたしは配信で一気に見たからまだマシかもだけど、リアルタイムで見てこれをやられたら相当にこたえてたんじゃないか。
 なんというか、プロット消化とキャラクター描写のバランス感覚がひたすらに変なアニメなのだよな。まずもって、ミッドサマー+ブレイン・スクラッチ(ビバップ第二三話)を雑に足しただけのえらいくだらない話(第六話)で、限定的な尺を無駄にするのが変。
 そのわりに、ラザロチームの人物描写が不足したまま話が進むのも変。不足加減はかなりのもので、それこそ公式サイトの人物紹介に乗ってる情報さえ、各人物の振る舞いから乖離していた。特に顕著なのがアベルかな。AIなのではないかと噂されるほどに冷静沈着、と言われても、ちょっとそうは見えない。普通の頭が良い穏やかおじさん。主人公であるアクセルにしても人懐っこさはさほど表れておらず、クリスも銃のあつかいがさほどうまく見えないし、エレイナも別にコミュ障くさくなくて、ハーシュもまた怒らせると怖そうというか不機嫌な人でしかない。ダグとリーランドはわりとそのまんまかな。それでも各人のやりとりを見てて、基本設定がうまくからんでなかった。
 ちょっとしたセリフ。人間関係の良し悪し。そういう積み重ねをていねいにやっていけば成立しようものなのに、あまりやらんのだよな。ノリの良い掛け合いや決めゼリフが途中から増えても、その時点で物語はかなり進んでて、いや、もっと早くやれよ、となる。近藤司の脚本担当回なんかはそこら辺のこなれなさがあってグンニョリしてた。そんなだからナベシンが脚本をやってる終盤で、仲間がいるのって良いかも、みたいなことをアクセルに言わせても説得力には欠けてしまう。だもんで、最終回を見終わったあとには、なんかポケーッとして良い人そうな捜査チーム、という印象だけが残った。
 人物描写の粗さに加えて、チームメンバーたちの内面(薬物を使用した過去とか)をちゃんと掘り下げるプロットを用意していないのは、結構すごいのではないか。いやまあそのすごさは悪い意味でだけど……。前半エピソードの冒頭で各人物のモノローグを入れて、それが本編の動向にリンクしないのはさすがに驚いた。ビバップの次回予告をお尻から頭に置き換えただけやんけ。
 そんな調子で、ひねりがないままお話を羅列してくものだから、終始、「何をやりたい作品なのか」がよくわからなかった。薬物乱用をあつかった社会派ストーリー。テクノスリラー追跡劇。チームが活躍するアクション。独特のSF世界観。キャラに愛着を抱かせられる空気。たぶん全部に焦点を当てたかったんだろうけど、結局、どこにも焦点を当てたらいいかを、作品自身もわかっていないまま。そこそこ金をかけていることはわかる絵面でつめの甘い世界が描かれても、困惑しかないのだなー。
 思うに、恐ろしく退屈、かつ整理可能であろう二話、六話、八話辺りのロスを減らして、その分の本編63分間を使えばもっとお話の魅力を煮詰められたんじゃないかと思う。後半で判明する、チームのメンバーはかつて偶然にもある場所に居合わせた、というただただ唐突なご都合主義も、語る順番を変えればうまく処理できたはず。そういう手続を踏まないままで、何故か前エピソードのクリフハンガー部分を冒頭に挿入して一分前後の尺を浪費するやつを終盤に二回もやるのだから、本ッッッッッ当にメチャクチャな配分だった。
 礼節に欠けた物言いになるが、もし信本敬子が存命なら絶対にこうはならなかったんじゃないかしら。そして、ギャグっぽい雰囲気の話をやるなら、せめて横手美智子くらいは招集したほうがよかったんじゃないかしら。
 他にもそもそもプロットの処理としてあんまりに雑な部分は多数あった。シンプルにヒドかったのは、序盤でホームレス集落に行ったときスキナー博士っぽい見かけのやつおるな、と思ったら、本当にスキナー博士だったというオチ。そこなんか仕込めやい! ただ見落としてただけとかアホくさかったぞ。
 細かい演出にも文句はあり、今どき謎にピコピコシュインシュインと音をたてるスーパースゴイパソコンや、カチャカチャ音をたてて動く武装した人々は見てて苦しくなった。特殊部隊もカチャカチャ言ってたし……。そこらは序盤から見られた、あまり外挿をやってる感じのしない小道具の数々からも察せられたから、まあいいんですけど……。
 さらに言えば、「動き」にまつわる演出のいまひとつさも引っかかっていた。
 動き。
 例えばアクションという「動き」。
 チャド・スタエルスキ監修のアクションは、たしかに瞬間的な恰好良さを誇る。映画的であることを意識してコンテを切ってるなと思うところも多く、肉体の重み、そこから逸する軽やかさを、同時に感じられる作画は気持ち良い。第一話からしてパルクールでそれを表現していたし。ビバップのヴィランである東風、ヴィンセント、ヴィシャスをかけあわせたライバルキャラ――双竜が関連した部分でも、殺陣をしっかりやろうとしていた。キャラや殺陣、追いかけっこの作りは全部セルフパロディでありつつ、見映えは本当に良かった。でも、毎度毎度、盛り下がってきたしここらでアクション入れときますか~?とばかりに、雑なご機嫌うかがいとして挟まれるから、全然嬉しくないんだわ。物語上の情報量が薄いままに人物がしゃべり、ロケーションを移動し、アクションを挟む。その繰り返し。視覚的な激しさがあってさえ、物語としてのだるさは覆し得ない。ラストの双竜と決着をつける流れにしても、物語に引かれた感情の動線がつながりきらないから、ただザックリ戦ってザックリ決着つけただけに見えてしまった。そしてなにより拍子抜けしたのが、劇中で唯一、効果的に機能していた第一話アクションパートはチャド公監修のものではない、という点。ほならチャド公の仕事、有用性あんまなくない……?
 それから、ロケーション移動という「動き」。
 遥か遠くのあちらからこちらへと動きまわるために、ビバップやスペースダンディには宇宙船という装置が登場していた。遠大な距離尺度のなかで乗り物を脚にして行き来し、さまざまな人、事件と出会っていく。ガジェットが作劇を通じて、どんな星であれ、宙域であれ、妙に遠いというなんとなくの地理的感覚を視聴者のなかに宿すものとなっていた。サムライチャンプルーなんかも、乗り物でなく徒歩(かち)ではあるけど、三人で歩む旅路が狭くて遠い列島の地理的感覚を生じさせるものとなっていたっけ。もしかしたらもうそこに行くことはないかも知れないし、そこにいた人と会うこともないかも知れない。一期一会。孤独感。あるいは軽薄なまでのフットワーク。思いもよらぬ再会。人間が抱き、他者とのあいだに引き起こす感覚が、ジャンルに沿った世界観スケールとも結びついて、ドラマティックな物語の引き金となるように計らってあったように思う。それでLAZARUSはというと、宇宙船に代わって車を足として多用する他に、超高速鉄道ハイパーキューブが登場している。それらでロケーションを変えてくことが多いのだけど、悲しいことに良いほうに作用してないんだよな。アメリカのどこにあるかよくわからないバビロニアシティとか。バビロニアシティにある、みんながたむろしているアジトとか。ハイパーキューブが六時間でアメリカ・トルコ間をつなぐとか。数々の地理的構成を、ごく自由に、ただサクサクと、さほど不自由もなく行き来する描写が、地球というそこまで大きくはない尺度のなかで地理感覚をフラットにしすぎている。加えて、行って帰ってくるだけでドラマとして盛りあがらない作劇が、ロケーションをファスト化して、土地の固有性(ゲニウス・ロキ)を薄れさせてもいる。もちろん、劇中時間も放送期間も限られたタイムリミットサスペンスを描くなら、ファストトラベル(ゲーム的に言えば)で移動を省略したほうが利はあるかもしれない。それはたしかにあるのだけど、空間と空間をつなぐ幕間、世界がもうすぐ終わるかも知れない空気、土地の空気、終わりに向かってくびきを外された風景の気持ちよさまでも削いで、マジのファストトラベルにすることなくない? と、いう話。それがグローバリズムのゆがみとかそういうイジりになってるでもなし、スキナーという存在の抱く何かをたどる旅路としても、さほど魅力がない。美術は非常にきれいなんだけどね。その昔、007タイプの映画を腐す表現として、スケール感を求めてロケにばっか金かける映画だー!みたいなのがあって、それは物語上の意味もなくロケーションを拡大してくことへの揶揄だったと思う。結果的に、LAZARUSはそうした表現を体現してしまったんじゃないか、という。
 なんか、考えども考えども、お話作りがあらゆる要素に悪い影響あたえてる。ベースの部分がしっかりしてれば、まあしゃーなしと流せたし、整合性をつけられた部分は圧倒的に多い……。なんか……。もう……。つら……。
 というか、そもそも論として、監督本人があつかってる題材に全然興味なさそうなのがあまりにも苦しいんだよな。アメリカの薬物乱用問題(ちょっと昔だとザナックスとか近年ではオピオイドとか)を個人が演出するSF式黙示録に応用して、すわ社会派趣味で行くのか、と前のめりに見たら全然そんなことがなかった時点で、相当な肩透かしだった。なんだったんだ。
 本ッ当に、良かったところ探しが難しい作品。いや、まあ、これを見たことで天国の扉終盤の「雨と解毒」という手段が、物語上の解決手段としてどれだけクレバーな演出であったか、かなり実感が湧いたのはよかったか。尺と必然性。いやこれでわかっても何も嬉しくないッッッッ……。
 一応良かったとこも列挙しとくか。
 良かったところ――普段やらない洋画っぽい演技をするキャスト陣、各種BGM、ダグによる近接格闘からのしゃがみベリー・トゥ・ベリー(第四話)、殺し屋・双竜による特殊部隊殲滅の作画とレイアウト(第九話)、双竜の損壊した記憶空間の前衛アニメ風演出、殴りこみにアポとるやつァいねェ!と突如ジェットさんみたいな振る舞いをするハーシュ。
 以上。少な。
 というわけでまあ多くの要素がうまくつながらんあれでしたね。
 つーかマイナスな感想で何千字も使うのもどうかという話である。が、まあ思ったことをメモして、考えを及ばせてたらこうなってました。アフタートークを聞いてエー???と顔をしかめてたのも原因のひとつ。だとしてもこういうのじゃなくてお話をながなが書けよ。まあ、うん、はい。
May.02.2025
まあもう三週間くらい前の話にはなるわけですが、Humanity's Last Breathのライブに行ってきた。二日めの渋谷サイクロン。対バンはDelusionist/DVRK/DEADWOODの三組。いやー、超楽しかった。メタル方面のライブはお初ながら、全バンドをかなり心地よく聴けて、マジでデスコアがいまいちばんノれるメタルサブジャンルなのだな、という感覚を心底から楽しめた次第。HLBなんて最前から二列めで見れたし。
 ただ物販でツアー丁シャツがあるのは知らなんだ……。電車の遅れもあって開場に遅れること十五分くらいで入ったから、まずその時点で買えなかったっぽいんだけど。調べたところによると開場足売り切れてたようです。それでもInstill Demonデザインの丁シャツは買えてよかった。恰好良いんだわこれが。
近いタイミングでDistantも来日してて、重なるときは重なり、そして参加できねーもんだなって。何気にThy Art Is Murderも来てたし。行きたかった~。
サイトを大改修してた。構成が悪いのか、忍者ツールズが挿入してくる広告との兼ね合いもあるのか、iPhoneからだと表示が狂う現象に見舞われてたもんで、こうなりゃゼロから、と組み直してモダナイズ。いかんせん構築したのとなると、十年単位を隔てた昔のこと。タグいじりの知識がないところからはじめた雑 of 雑なhtml構成なわけだから、まあちょうどいい機会っつうこってす。
 モバイル表示にも対応したことだし、これはもうそこそこバッチリなんではないか。PCよりモバイルで見てる人のが多いもんね。昨今。当サイトで唯一、人がそこそこ来るサイバーパンク小説紹介ページでそれを感じる。
 ともあれ、これで心が落ち着いた。いかんせん、自分んちにうまく入れないみたいな心地があったから……ネ……。人が来ないにしても、見たい環境で見たいように見れないのは不愉快であることよ。
何気に今年で個人サイト開設からジャスト二十年。節目ごとに書いてきた気がするけど、自意識オンリーで成形されてたお子さま時分、00HPメーカー(携帯サイトの気軽さが流行ってたんですわな)を用いて作ったのが最初でございました。そこから四、五年のあいだにFORESTを使って即放置したり、汎用性を求めて魔法のiらんどにいってみたり、結果的に忍者へと移行してきたのが二〇一〇年前後だったかね。そこからでも十五年かー。忍者移行当時は愚かしいまでに伊藤計劃を好んでて、このサイトの構造も、ある程度は氏のサイトであるSpooktaleに倣ったものだった。もちろんxhtmlを使えるだけの技術があるでなし。テーブルタグを使い、混乱しながら似せようとして、たびたび失敗し、最低限ちょっと似てるかなぐらいの距離感に落ち着いたのがいまの姿。込み入りすぎず、簡素すぎず、まあ、テキストサイトとしてちょうどいいデザインになってんじゃないかしら。この作りを捨てるの惜しいなって程度には気に入ってる。
 それにしてもまあよくつづいとるもんだね。
 やめちゃった趣味。手放しちゃったもの。会わなくなっちゃった友人。忘れちゃったこと。捨てちゃった思い。いろんなものを取りこぼしてったわりに、まだ継続できてる。なーんとも不思議でございます。
心のなかに残留してる伊藤計劃の影響を感じる瞬間て、嫌いなものに無責任にブチブチ言うときくらいしかないかもしれない。もはや。エロゲに印象論ぽくブチブチ言ったり、エロゲの歴史改変設定にブチブチ言ったり、そういう感じの無責任さ(ただの厄介な人やんけ)。
心残りを処理したし、お話書く作業をやっていきましょうねェ。まあ暇なときにお話ページのあらすじを追加したりとかそういうのはやると思うけど……。ログ類はひとまず放置。特に誰が見るでなし。