▼拍手にお返事。
>>HKさん
いやいや、超長期的ほったらかしになってました。スマヌ……。そのうち新垢作って戻ってくるかもなので、関心がありましたらまたよしなに。
>>イワクギさん
どもども、恥ずかしながら帰って参りました。シン・エヴァ、マーーーーージで面白かったですね。すごい真摯な完結編だったんじゃないかしら、あれは、本当に。もっかい観たい。絶対観る。
新作は頭悪い路線で、どーにかがんばってきたいと思っております。たぶん連載物でございます。乞うご期待。
▼シン・エヴァンゲリオン劇場版見た。すごい良かったー。こういう諦めを踏破していく終劇のかたちが欲しかったんだ、と思い、見終わったあとに心から笑える最終回だったな。
シンジくんが誰かと通じ合うことに時間をかけてくれたのはとても嬉しい。ヤマアラシのジレンマで山積してきた苦しさに決着をつけるために、「信じること」、「伝えること」、「あなたは必ずしも孤独である必要はないこと」をすごい勢いで語ってて、それはもういっそ笑ってしまうほど。もう何もしたくない。掌に何もつかめやしない。鬱々と背くシンジくんが、大事に思ってくれる誰かの気持ちを受けとることで逃避を覆し、前に進んでいく図は良い。崩壊後を生き抜こうとする人がいて、過去をなかったことにしない戦いがあって、あたらしくつむがれていく生命があって、手渡される想いのバトンがあった。独りであることの否定でもなく、もう何もかも失ってしまったのだと思わないで、と。それがあることで、許せることも許せないことも受け入れて立ち向かっていく足取りは、ことばを交わすことさえ恐れてた人にさえむかう。心に接して受け止めることさえできる。それがもう嬉しくてしかたなかった。
見てるあいだは何度となく安堵の涙がでちゃいましたね。もう。事前に公開された約十分のアバンのあとに控えるシーンですでに一回殴られてた。たった一言の台辞だけで殴りつけられて、周りの人は申し訳ないけど鼻水すすってしまった。Qにおける絶望的な状況へのミスリードに根っからはめられてたねきみは。兎角、最後の最後まで心を引っ張ってもらえた。断絶していない、継がれていくものに震えること。繰り広げられる壮絶な戦いに息を呑むこと。すべての終わりを、寂しいけれど胸いっぱいの愛で見送ること。たっぷりと楽しませてくれてありがとう。そう言う他ない。
エンタメとしての気持ちよさも随一。シリアスな瞬間のボケというか、とっさのしょうもない台辞まわし(超いい意味)や新規ビジュアルの展開なんかはかなり小気味良かった。レイアウトの再利用、無人在来線爆弾、Nノーチラス号vsレッドノア、惑星大戦争、さよならジュピターなどなど――さまざまなモチーフをカバー/セルフカバーしていく、ガイナ特有の楽しさも最終形態って感じの火力だったし。いい仕事です。
▼買ったり。
大正箱娘 見習い記者と謎解き姫/紅玉いづき
五月の晴れた日/小松左京
恐怖の構造/平山夢明
明治の炎 「警察手眼」の世界/武藤誠
大衆新聞がつくる明治の「日本」/山田俊治
妖魔逢ヶ刻 異形ミュージアム1 時間怪談傑作選/アンソロジー
各所を偵察しては中古でしか買えん本をかき集めてる。アマゾンマケプレがゴミと化した分、手と足で稼がにゃなんも手に入んないご時世になったと痛感することマジ多い。ただまあウロウロしてるだけで釣果はでるので心持ちはよございます。ブコフでたまの犬の約束を安く買えたのとかテンション上がったし。
▼まだまだホラー、民俗学、明治期に意識がむいたままだったりする。と、言いますのも、スチパン志向しすぎた影響ですな。和ブラをやって以来、「未来そのもの」が舞台で恰好良いものは他人に任せて、過去の織りめに「未来の断片」を挟んで異相を探そう、と考えてることのが多い。もしかすると、未来が持つ機能をぶっこむことで歪曲させた過去のほうが、自分好みの変テコな図を拝みやすいじゃないか、なんて。開化を早回しされる都が、奇妙に肥大して外形化された人意や、怪物の血が宿して燈明の光が強まるほどに深くなる闇にまみれる――そういったアレに、より一層、心はめぐってゆく。畢竟、わたしの趣味性はだいたい奇矯さと美しさに集約されるので、サイパンから横ズレしてこうなるのはむべなるかなってアレではありますわね。
フツーに超伝奇やる以外に、ヨコジュン先生的な方向でも楽しさ、カッコヨサを探求していけたらいいなー。これからの自分スタイルとして。そんなものがある、と仮定して。
▼無駄話を聞いてるのがすごい好きっぽい。ここのところはにじさんじ周辺の雑談とスチャの配信/動画をよく流してて、そんなかで腑に落ちてきた。深夜のファミレスでだらだら話すみたいな、そういうのが楽しいし特に好きって。元々、よく聴いてたラジオもコーナーやリスナーメールへの反応よりか、パーソナリティのフリートークで日常のことやバカバカしい思案に耳を傾けるほうが好きだったしな。
スチャのトーク動画は本当に素晴らしい。日々やってるだべりを録画しただけですけどねーってスタンスで関心あることをおしゃべりしてる。それだけで楽しい。ずっとつづけてほしい。それと、もういっこは企画が前提になってはいるけど、花畑チャイカ/椎名唯華/卯月コウ/ジョー・力一の四人でやってた大喜利勉強会とか深夜ファミレス感が濃く、ゆるい笑いが気持ちいい。
ちなみにコーナーやメールレスポンスが好きでないかっつーとそうでもなく、伊集院光の深夜の馬鹿力やふかわりょうのロケットマンショーはどちらの要素もめっちゃオモロだったな、と思い返したり。珍言妄言系。
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